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教えて!真銅(しんどう)先生‼

こんにちは!

令和3年、1/31(日)は介護福祉士国家試験(筆記)でした!
受験された方々は、精一杯力を出し切れましたか?本当にお疲れ様でした。
思えば私も十数年前に受験した際は、朝のJR北広島駅行き(試験会場は道都大学)の受験生ばかりの張り詰めた電車内の空気に、眩暈を覚えた記憶があります。
さて、前回は私(真銅)の自己紹介をさせて頂きましたが、今回は各講座の紹介をしていきたいと思います。

【初任者研修】(旧ヘルパー2級)

言わずと知れた介護職の登竜門!
カリキュラムは全16日間でテキストはこの3冊を使用します。

大きくわけて、「テキスト1=知識」「テキスト2=心」「テキスト3=技術」に分類できます。
武道の「心・技・体」みたいですね(少しだけ武道おたく(笑))。


↑イメージ図

初任者研修は、これから介護の仕事を始めたいといった方にはマストといって良い資格です。
実際、高齢者施設などでは資格を取得しなくても働けますが、初任者研修を取得していなければ「身体介助」を行う事はできません。
特に実技での「ボディメカニクス」は、介助する際の「自身の身体の使い方」と「ご利用者様の安楽な姿勢」などの理論を学びます。
私も介護のスタートはここから始まりました。
全ての道は介護に繋がる(笑)

【実務者研修】(旧ヘルパー1級)

現場の介護リーダーを目指す方へ。いえ、全ての介護職の方へ!
介護サービスは一人で提供するものではありません。
その為、チームケアを遂行する為には「介護過程」を理解しなけれななりません。

研修を通じてチームケアやケアプランなどの「からくり」が手に取るように解るようになります。
また、介護技術も一段レベルの高いものを学びます。これが実務者の真骨頂です。

もう一つ実務者研修で重要なのは、「医療的ケア」です。
「医療的ケア」では、喀痰吸引(口腔・鼻腔・気管カニューレ)と経管栄養(胃ろう・経鼻経管)を行います。
実際に現場で喀痰吸引を行うかどうかは別として、「右手に清潔」シリンジ(注射器)、「左手に汚染」(ガーゼ等)を扱うなど、医療の合理的な考え方に触れる事ができます。

ちなみに、外科医の「メス!」のこのポーズも水滴などが(ここではあえて不潔物と表現します)、指先ではなく手首の方へ落ちるように、無為に衣服などに触れないようとの意味があります。

【全身性障害者移動支援従業者】(全身性ガイドヘルパー)

身体に重い障がいがある方の介助方法を学びます。特に外出介助が伴うサービス形態の従事者には必須です。
目から鱗の車いす介助技術は必見!
屋外での不整地や階段昇降、地下鉄の乗車などかなり実践的な演習を行います。

私が関わった、ご高齢のご利用者様で「死ぬ前に一度登山をしたい!」の夢をその方の車いすの前方に手持ちバーを設置し、介護士二人で前後で介助をし恵庭岳に登山した事があります。本当に喜んで頂きました。
技術は人を笑顔にする!


イメージ図

【同行援護従事者養成講座】

視覚障がいの方の支援を学びます。
多くの身体に関する歩行介助はご利用者様を介護士が後ろからフォローしますが、視覚障がいの方の支援は介護士はご利用者様の前を歩きます。


イメージ図

ちなみに、この白杖は、前方の障害物を察知する役目と「コツコツ」と音を立て周囲に自分の存在を知らせるなどの意味もあります。
体験する事によって、点字ブロックやこの街並みの「つくり」が違って見えます。

一口に介護関連の資格といっても様々!
上位資格を取って介護福祉士を目指すのも良いですが、複数の資格を取得してスキルの幅を広げるのも面白いかと思います。
巣ごもりのこの時期オンラインなどを利用して資格を取ってみませんか(一部オンライン対応していない科目もあります)。

日本福祉アカデミー
専任講師 真銅(しんどう) 至