教えて、真銅先生!「処方薬の使用期限って3ヶ月!?」
2021.02.20
皆さんこんにちは!
ところで、お薬の「使用期限」って気にされた事はありますか?
私がケアマネ時代だった頃は、アセスメント(初期面談)でご利用者様の自宅へ行くと大量のお薬が薬箱から出てきたことが少なくありませんでした。
そして「この薬いつ処方されたものか覚えてますか?」
「ん~。覚えていないね…」
などと、ほとんどの方は答えます。
「クスリはリスク」と言う方もいますが、古くなった薬をそのまま取っておいて良いのでしょうか…
あくまで一般的ですが、薬の使用期限はこのような目安となります。
・錠剤・カプセル剤(6ヵ月~1年)
・散剤・顆粒剤(薬局での分包品)→3ヶ月
・散剤・顆粒剤(メーカー個装品)→6ヵ月~1年
・点眼薬(開封済)→1ヶ月
・点鼻薬(開封済)→1~2ヵ月
市販薬に関しては、お薬のパッケージなどに使用期限が記載されていますのでそれを目安にすると良いでしょう。薬の種類にもよりますが、長いもので3~5年の使用期限のものもあります。
ただし、これは開封されていない状態で「温度・湿度・光」がお薬の保管条件として適している場合となります。
その為、シートから一旦切り離されているお薬に関しては、当然使用期限も短くなります。
また、一包化された処方薬は~3ヶ月が目安という説もありますが、薬の種類によって劣化の速度は異なります。したがって、いつ処方された薬かわからない場合は飲まない事をお勧めします。
【参考:東京都薬剤師会ホームページ】
Q.病院でもらった薬の有効期間は、いつまでか?
A.薬によって違います。その時の症状に応じて処方された薬ですから、病気が治り、薬が余っても、後で飲むことはやめて下さい。
と回答しています。やはり、お薬は医師や薬剤師の指示のもと服薬するのが安全ですね。
ところで、「時薬(ときぐすり)」という言葉があります。
これは、大事な人が亡くなった時など深い悲しみは、時間にしか癒せない(時間が解決してくれる)とう意味です。また、英語のことわざでも「Time cures all things.=時は全てを癒してくれる」と似た言葉があります。
これは、副作用はなさそうですね。