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介護現場でおすすめレクリエーション10選!

みなさんこんにちは!

今回は、介護現場でおすすめレクリエーション10選!です。

老人ホームやデイサービスセンターなどの介護施設で行われているのが、レクリエーションです。
レクリエーションは利用者に楽しんでもらうだけでなく、頭の体操や手先を使った活動を通して健康維持も期待できます。

「利用者さんが楽しめるレクリエーションを知りたい!」
「レクリエーションのネタが尽きて困っている」
などと思っている人はいませんか?

今回は介護施設で明日から実践できるレクリエーション10種類を、楽しんでもらうためのポイントと併せて紹介します。

なぜレクリエーションを行うと良いのか、まずは3つの理由を見ていきましょう。

 

利用者の脳機能や身体機能を維持できる

1つ目の理由は、レクリエーションを通して利用者さんの脳機能や身体機能を維持できることです。
脳機能と身体機能は意識的に使用しないと、どんどん低下していきます。
認知症や筋力低下による転倒、骨折のリスクも上昇するので注意しなければいけません。

クイズやなぞなぞなどの頭を使ったゲーム、そして折り紙や貼り絵、工作などの手先を使った活動をすることで脳は活性化します。
また体操やダンス、筋トレなどを通して身体機能を維持・向上することも可能です。

 

他者とのコミュニケーションを促してくれる

2つ目の理由が、他者とのコミュニケーションを促してくれることです。
いざデイサービスセンターに通うようにはなったけど、知らない人と話しをするのが苦手な利用者さんはいます。
コミュニケーションを取りたいけど、関わりの切り口が見つからない人も少なくありません。
ゲームやダンス、カラオケなどのレクリエーションを通して、自然と他者とのコミュニケーションが生まれます。

 

生活の質を向上させてくれる

最後の理由が、利用者さんの生活の質を向上させてくれることです。
生活の質とは日常生活の中でどれだけ生きがいを感じているか、また幸福感を感じているかを指します。
レクリエーションを通して他者とのコミュニケーションが深まり、楽しめるものが増えることで、一人ひとりの生活の質が高まっていくのです。

 

様々なレクリエーションがある!【10選】

レクリエーションにはさまざまな種類があります。
指先を使うもの、体を使うもの、頭を使うもの、そしてリラックスを促すものの4つのカテゴリー別に10選を見ていきましょう!

 

指先を使うレクリエーション【3選】

まずは指先を使うレクリエーションです。

指折り体操

指折り体操は道具がなくてもできる、指先のレクリエーションです。
1. 片腕を真っすぐ伸ばします
2. 指を開いてパーを作ります
3. 「親指」「人差し指」とスタッフが順に声をかけ、親指から小指まで準備指を曲げていきます
4. 全部曲げ終わったら「小指」「薬指」と声をかけて、1本ずつ順番に指を開いていきます
慣れてきたら隣の指に移る際に、前の指を曲げずに行ってみましょう。
各指を1本だけ曲げるイメージです。

鼻耳つまみゲーム

鼻耳つまみゲームは、楽しみながら行える指先を使ったレクリエーションです。
1. 右手で鼻を、左手で右耳をつまみます。
2. スタッフが「せーの、ドン!」と声をかけたら左手で鼻を、右手で左耳をつまみます
3. 数回繰り返します
初めは混乱するので、ゆっくりと行いましょう。
慣れてきたら少しずつスピードアップすると面白いですよ!

輪ゴムくぐり競争

輪ゴムくぐり競争は、他の利用者とレース感覚で楽しめるレクリエーションです。
1. 輪ゴムを1本準備して、親指に付けます
2. もう片方の手を使わずに、輪ゴムがかった方の手だけで輪ゴムを人差し指に移し替えます
3. 同様に小指まで続けていき、また親指まで戻します
最初は利用者さん全員でゆっくりと行い、慣れてきたら競争をすると盛り上がりますよ!

体を使うレクリエーション【3選】

続いては体を使ったレクリエーションを紹介します。

風船バレー

風船を使ったバレーボールです。風船は人に当たってもケガをする心配がなく、またゆっくり飛ぶので高齢の利用者さんでも無理なく目で追うことができます。

 

1.風船を1つ準備します
2.円を作るように利用者が椅子に座り、風船を打ち合います
足腰が元気な利用者さんは立った状態で行ってもOKです。
風船バレーのアレンジ、風船バスケットも面白いですね!
風船が入るほどの大きめのカゴを準備して、離れた距離からカゴを目がけて風船を投げたり打ったりします。
チーム対抗戦にすると盛り上がりますよ。

ティッシュを相手陣地に送り込め!

ティッシュペーパーとうちわを使ったレクリエーションです。

1.1チーム2~4人として、2チーム作ります
2.数分のうちわと、ティッシュペーパーを1枚準備します
3.それぞれのチームの陣地を決めて、中心にティッシュペーパーを置きます
4.スタッフのかけ声と一緒に、ティッシュペーパーを一斉にあおいで浮かせます
5.スタッフが「終了!」と合図をしたら、あおぐのを止めます
6.ティッシュペーパーが入っている陣地のチームが負けです

ゲーム開始前にチームで円陣を組みましょう。
利用者同士のコミュニケーションが深まりますよ!
陣地の境目にテープや紐で目印を付けておくと良いですね。

伝言ゲーム(ジェスチャー限定))

通常の伝言ゲームは言葉を通して行われますが、ジェスチャー限定にすることで体を動かすことができます。

1.利用者さん数人が一列に並びます
2.スタッフが口頭でワードを1番目の人に伝えます
3.1番目の人はワードをジェスチャーのみで、2番目の人に伝えます。この際、他の利用者は見ないように配慮してください
4.ジェスチャーの意味を理解したら、次の人に同じようにジェスチャーで伝えていきます
5.最後の人が伝言の答えを当てられればOK
なるべく体全体を動かせるように、動物や乗り物など動きがあるワードを設定しましょう。
慣れてきたらチーム戦にすると面白いですよ。

頭を使うレクリエーション【3選】

頭を使うレクリエーションも見ていきましょう。

バリエーションしりとり

通常のしりとりに、さまざまなバリエーションを持たせたものです。
「自宅にあるもの限定」「5文字のもの限定」「芸能人の名前限定」など、いろいろなルールを設けてみましょう。
ただしあまりにも難し過ぎるルールだと、盛り上がらなくなるので注意が必要です。

神経衰弱

恐らく誰でも知っているであろう、トランプの神経衰弱です。
名前は神経衰弱とありますが、シンプルなルールなわりには脳を活性化させることができます。
カード全てを使用すると利用者さんにとって負担となるので、枚数を減らして行いましょう。
チーム対抗戦にするのも面白いですね。

漢字作りゲーム

漢字をよく知っている世代に人気のゲームです。

1.スタッフはホワイトボードに漢字の部首を書きます
2.利用者さんが一人ずつ出てきて、同じ部首を持つ漢字を一つずつ書いていきます
チーム対抗にしても良いでしょう。
漢字が苦手な利用者さんがいる場合はチームごとに漢字を考えて、フォローし合えるようにすると良いですね。

リラックスを促すレクリエーション【1選】

最後にリラックスを促すレクリエーションを1つ紹介します。

呼吸法

背中が曲がりがちな高齢者は、普段の呼吸も浅くなりやすいのが特徴です。
レクリエーションで呼吸法を取り入れることで、リラックスすることができますよ。

1.椅子に浅く腰掛け、背筋を伸ばします
2.鼻からゆっくりと空気を取り込みます
3.肺ではなくお腹に空気を入れます
4.口から少しずつ取り入れた空気を吐き出しましょう

レクリエーションの最後や、活動自体の最後に行うと良いですね!
リラックスした状態で終えることができます。

 

楽しんでもらうためのポイント

適度に声をかける

レクリエーションを行っている最中は、スタッフが適度に声をかけましょう。
活動に消極的な利用者さんにも声をかけることで、積極的に活動に参加できるようになります。
一人ひとりの表情に注意を払いながら、楽しく参加できるような声かけをしてください。

誰でも参加できる内容のものを選ぶ

レクリエーションに参加する利用者さんはさまざまです。
認知症の人や麻痺がある人、言語コミュニケーションが苦手な人など、誰でも参加できる内容のものを選ぶようにしましょう。
1人でも利用者さんが参加できないプログラムが行われると、疎外感を与えてしまいます。

 

まとめ

レクリエーションは介護施設利用者の脳機能や身体機能の維持・向上だけでなく、他者とのコミュニケーションの促進、そして生活の質の向上もしてくれる大切な活動です。
指先を使ったものや頭を使ったものなど、バリエーションは豊かなので、それぞれの施設に合ったレクリエーションを取り入れましょう!
今回紹介したレクリエーションはどれも簡単なものばかりです。
明日からすぐに実践できるので、ぜひ活動に取り入れてみてくださいね。