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これだけは知っておきたい!「介護の職場復帰」ブランクがあっても大丈夫!

「育児が落ち着いたので介護職に復帰したい」「人間関係が嫌で辞めたけど、もう一度別の施設で働きたい」「でもブランクがあって不安」という方は多くいらっしゃいます。

結論を言うと、介護職は有効求人倍率が高いので再就職がしやすいです。特に派遣会社に登録すると、ご自分に合った職場を見つけられるのでおすすめです。

年間の介護離職者数は?

「介護職は離職率が高い」というイメージがありますが、実際の離職率は16.7%(平成28年度調査)です。これは「他の産業より少し高いですが、以前と比較して低下傾向にはある」状態です。産業別に離職率を見ると、一番高いのは飲食やサービス業という結果。

また、訪問介護・施設での介護のどちらかによっても離職率や職員の不足数は異なります。全体的に訪問介護の方が職員の不足が深刻です。訪問介護は非常勤の職員が多いので、定着率が低い可能性もあります。

介護職員の3年以内に7割以上の方が辞めているのも特徴です。平均勤続年数も4.7年と短め。それほど入れ替わりの多い業界なのです。

また、有効求人倍率の高さも特徴です。他の産業に比べて、約1.5~2倍を維持しています。少子高齢化が進んでいること、離職率が高いことから求人は高めです。「介護現場で働きたいのに働き口がない」ということは、まずないでしょう。

 

介護離職の3大理由は?

他の業種にも共通する「結婚・育児」の問題や人間関係などが離職理由の上位を占めています。

 

介護離職 理由その1 「結婚・育児」

結婚や育児を理由にした離職は、介護業界に限ったことではありません。フルタイムで勤務している場合、どうしても家庭と仕事の両立が難しくなります。

とはいえ、職場が結婚や育児との両立に前向きであれば運営体制を整えてくれるはず。離職率が高いということは、介護業界の運営体制に問題がある可能性があります。

 

介護離職 理由その2 「職場の理念・運営方針」

介護業界は、「賃金が低いわりに重労働」という特徴があります。平均給与は17万円台ですが、「ケアマネを取得したのに給料が数千円しか変わらない」「有給が取得できない」「賞与がない」「夜勤の手当が少なすぎる」など、待遇の悪さが目立ちます。

職員の「やりがい」は高い傾向にありますが、そのわりに定着率が少ないです。やはり、賃金を含めた「待遇の悪さ」が離職につながっているのですね。

 

介護離職 理由その3 「職場の人間関係」

介護職員は、施設の経営者や同僚の職員、施設の利用者さん、利用者さんの家族など様々な立場の人の間に立つ立場です。それぞれの悩みや辛さを聞く必要がありますし、時には責められる立場にあるので精神的にも大変です。

正規職員や非常勤職員、看護職員、事務職員など様々な立場の人がいて、それぞれ待遇が違うので不満が出やすいことも考えられます。

また、仕事が定量化されていなく、他の職員がどこで何をしているのか?分かりづらい特徴も。「自分ばかりが忙しいのではないか」「他の職員は一体どこで何をしているのか?」と疑心暗鬼になることもあるでしょう。

 

介護の職場へ復帰する時の3大不安

介護に関わらず、産休育休や病気から仕事復帰するときは「本当についていけるのだろうか?」「すぐに慣れるだろうか?」「人間関係は上手くやれるだろうか?」不安になりますよね。この章では、よくある不安とその解消法をご説明します。

 

仕事について行けるのか不安

介護職に関わらず、職場復帰でもっとも不安なのはこの理由なのではないでしょうか。特に介護職は体力勝負なので、体を動かしていなかった方、病気を休職していた方にとっては心配ですよね。

また、介護業界でもICT化が進んでいます。「介護現場で勤めていたのは10年前」という方は、そもそもシステムについていけるのか?心配になりますよね。

対策としては、事前に労働環境を教えてもらい、体力に自信がない場合はその旨を伝えるようにしましょう。配慮をしてくれる職場を選ぶことをおすすめします。

介護に関する書籍はたくさん出版されています。自宅でも勉強できることは多くありますので、事前に知識を集めるように努めましょう。

 

職場の人間関係は良好?

人間関係を理由に辞めた経験がある場合、「次の施設の人間関係は大丈夫か?」「求人が出ていたということは人が辞める理由があるのか?」と不安になりますよね。

対策として、事前に職場を訪問し、雰囲気を確認しましょう。詳しいことまでは分からないかもしれませんが、職員同士の会話や表情から「働きやすい職場かどうか?」ある程度察することは可能です。知り合いに利用者がいる場合、どのような施設なのか事前に聞くこともできますね。

 

ブランクがあっても再就職できるか?

「そもそも就職できるのか?」という不安もありますよね。介護現場は常に有効求人倍率が高いため、「ブランクがあるから不利」というよりも「勤務経験があるから有利」と考えた方が良いです。

介護の資格を所持しながら介護の職に就いていない人は「潜在介護士」と呼ばれており、介護福祉士だけを見ても30万人以上の方が「潜在介護士」の状態です。これは、資格所持者の約1/3にのぼります。

人手不足が叫ばれる中、この状態は非常にもったいないですよね。資格所持者、勤務経験者は優遇されるので採用に関して心配はしなくても大丈夫です。

 

まとめ

介護職は有効求人倍率が高い状態が続いています。そのため、職場復帰もしやすい傾向があります。特にプライベートな時間を重視したい方は派遣会社に登録して職場を探すことをおすすめします。条件に合った働き方を見つけましょう!